1984年設立、国連経済社会理事会総合協議資格NGO 認定特定非営利活動法人AMDA

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〜相互扶助の精神で、地域と共に〜 (1/2)

公開日:2020年06月02日
 
AMDAボランティアセンター事務局長
AMDA中学高校生会担当 竹谷和子

このシリーズ3人目の登場となります新田真子さんから寄せられた
記事を2回にわたりご紹介します。




AMDA中学高校生会2016年卒業
RSK山陽放送2020年入社 新田真子




◆はじめに◆
  こんにちは。AMDA中学高校生会の卒業生、新田真子と申します。AMDA中学高校生会には約3年間在籍し、様々な活動に参加させて頂きました。
  この春私は、RSK山陽放送にアナウンサーとして入社致しました。幼い頃から、アナウンサーになることを夢見ていた私ですが、"地元でアナウンサーとして働きたい"と思うようになったきっかけの一つに、AMDA中学高校生会での活動があります。そして、AMDAで学んだ「相互扶助の精神」は、私の中で大切な人生観となりました。本報告では、AMDAでの活動が大学生活、就職活動、そして今後の社会人としての目標にどう繋がったのかをお話しさせて頂きます。

◆AMDAでの活動◆


  私がAMDA中学高校生会のメンバーとして行った主な活動は三点あります。
  まず一つ目は、毎月活動内容を話し合う定例会や防災に関する勉強会です。東日本大震災が起きた後、私は現地でのボランティアをしたことはなく、例えば街頭募金の呼びかけや生活必需品、文房具を集めるなど、岡山県内でできる支援活動を行っていました。しかし、中学高校生会の仲間には、実際に東北の現地に赴いてボランティアを行ってきた仲間が多くいました。彼らの経験を定例会で聞くことは、私にとって非常に刺激的なことで、「私にはどんな貢献ができるのだろう」と常に考えるきっかけになりました。ボランティア意識が高い同世代の仲間に多く出会い、共に勉強できたことは、私の高校生活を実りの多い豊かなものにしてくれました。
  二つ目は、災害時、地域に貢献できる高校生を育成する目的で開催された、岡山県教育委員会主催の防災ボランティアリーダー養成研修会講演です。中学高校生会が災害時にどのように活動をしてきたのかを私たちが報告し、どんな行動をすれば、共に地域を守ることができるのか互いにディスカッションしました。特に印象に残っているのが、近所の高齢の方を若者としてどのように支えられるかについて話し合ったことです。この講演を通じ、私自身、地域との繋がりを大切にし、近隣の方々とのコミュニケーションを一層心掛けるようになりました。この研修会で何よりも防災に対する意識が大きく変わりました。比較的大きな災害が少ないと言われてきた岡山県で生まれ育ち、災害が身近に起こるものという認識が低かったかもしれません。しかし、決して油断せず、常に自分の事として向き合っていくべきものだと学び、防災の知識も深めることが出来たと思っています。
  三つ目は、スリランカ紛争後復興支援スポーツ親善交流和平構築プログラムで行うスピーチの英語翻訳です。私自身は実際にスリランカに行くことは出来なかったのですが、現地へ赴いたメンバーを、スピーチの英語翻訳という形で支えさせて頂きました。学校も違えば学年も違うメンバーと定期的に会うことは難しく、夜遅くまで皆と電話をしながら推敲し、英語に翻訳をした事を懐かしく思います。実際に現地から帰ってきた仲間から話を聞き、直接ではないけれどスリランカでの紛争復興支援に関わり、国境を越えて相互扶助の精神で繋がることが出来た喜びは忘れることが出来ません。そして学業に励みながらも、国境を越えて活動している仲間の姿にも心打たれ、中学高校生会の素晴らしさを実感しました。

◆上智大学への進学◆
  私は、上智大学外国語学部英語学科に進学しました。上智大学の精神、"Men and Women for Others, with Others-他者のために、他者とともにー"という教育精神に大きな魅力を感じたからです。他者のために尽力するということは、AMDAが掲げる「相互扶助」の理念にも、高校まで通ったノートルダム清心学園の「心を清くし、愛の人であれ」というモットーにも通じるものがあります。また幼い頃から英語を学ぶことが好きだった私は、英語を通じて様々な分野の勉強をしたいと思っていました。国際協力、国際教育、外国ジャーナリズム、女性学、心理学など興味のあった分野を広く学ぶことができた4年間は、AMDAや清心学園での経験を、継続・発展させる環境であったと確信しています。
 
◆英語ボランティア◆


  大学では4年間、中学生に英語を教えるボランティア活動に挑戦しました。英語でコミュニケーションを取ることの大切さと、英語が大好きだという気持ちを大学で再認識したからです。毎年夏に2週間、福岡県にある中学校を訪れ英語を教えるボランティアをしました。中には英語に苦手意識を持っている生徒も多くいましたが、"英語を学ぶ楽しさを知ってほしい""多くの人と繋がる喜びを知ってほしい"と思い、座学だけではない授業づくりを心掛けました。具体的には、生徒と一緒に英語劇や英語ゲームを行うことで、単語や文法を詰め込むのが英語ではなく、人種・文化・国境を越えて繋がることができるツールの一つが英語であるということを知って貰って、英語学習に対する抵抗を取り払うことを試みました。その結果、生徒の学習意欲を向上させることができ、"英語が好きになった!""もっと話せるようになりたい!"といった声を多く聞くことができました。微力ながらも、彼らが世界の架け橋になるお手伝いが出来ていたなら光栄です。
 
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