1984年設立、国連経済社会理事会総合協議資格NGO 認定特定非営利活動法人AMDA

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タイ王国洪水被害緊急医療支援の先遣隊に参加して(3)

公開日:2019年12月27日
 
アムダ総務課 太田 浩子
2019年12月15日、「AMDA感謝と報告の集い」にご参加いただいた古谷 清久医師が、2011年10月のタイでの洪水被害に対する緊急支援活動に参加された当時の報告を3回に分けてご紹介いたします。
 

タイ王国洪水被害緊急医療支援の先遣隊に参加して(3)

古谷皮膚科クリニック 古谷 清久

ノンカチャオ町役場で現地被災地の情報を聞く

向かって右端 タイ国救急医学会会長 Dr.サン

 今後の問題として、11月に乾季に入って溢れた水がなかなか引かないと熱帯の暑さ及び汚水で伝染病が発生する心配があります。今回AMDAの海外緊急支援に短期間ではありましたが初参加して、実際の活動の一端を身をもって学ぶことができました。私にとってタイは第2の故郷です。これからも、いろいろな方々と力を合わせ助けていきたいと思います。


 最後に、ジーンと胸に来て目頭が熱くなったエピソードをご紹介します。まずひとつは出国時の出入り国管理官2人が左右に分かれ坐っているカウンター前で私のAMDAの腕章を見て「コレはなんだ」と聞いてきました。私は「日本からやって来た唯一の緊急医療援助ボランティア組織の一員で、洪水現場で救援し、今日本への帰国です」と答えたら、突如2人の担当官が起立敬礼して感謝の気持ちを表しました。普段不愛想な担当官はどこでもいるのに、大変驚きました。次に、バンコクのスワナブーム国際空港の搭乗ゲート前待合室で、成田への便を待っていた時のことです。私は濃紺のジャケットにAMDAの腕章をつけて一人座っていました。その時隣にいた浅黒い肌の色の人が「失礼ですがAMDAの方ですか?」と話しかけてきたのです。「はい、そうです。今回はタイの洪水被災者の支援のために来ました」と答えると、「AMDAは世界各地で活躍していますね」と言い、さらに自分はネパール人で31歳であること、今から18年前にネパール西部のダマックという小さな町で育ったこと、そこにAMDAのクリニックがあり、地元の人は皆、ネパール政府の病院やクリニックよりもAMDAのクリニックへ行くとのこと、ドクターが親切で治療も的確と評判であること、自分は今東京の中野でカレー店を営んでいて、ダマックのAMDAクリニックに感謝を込めて、車いすを4台寄贈したことなどを話してくれました。ネパール人は皆AMDAを知っていて、大変感謝していると言って見知らぬ私に話しかけてくれたのでした。
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