AMDAはインドにおける一部の活動(主にブッダガヤ)を、日本インド友好医療センター信託財団と協力し行っています。
2019年度は災害に対する緊急支援活動(オリッサ州、カルナタカ州)をはじめ、2018年度に建設した井戸の修理、ブッダガヤにおける交通安全啓発活動や衛生教育など多岐に渡る活動を一緒に行いました。以下、活動概要をご紹介いたします。
修理した井戸で水浴びする子ども
ヘルメット配布の様子
1. 2018年度に建設した井戸の修理
ブッダガヤのマティヤニ村の住民から、猛暑の中、変圧器が故障して村が停電しているため水が使えない、蛇口も故障している、と話がありました、そこで変圧器に関しては電力会社と交渉し、蛇口は新しいものを取り付け、無事井戸が使えるようになりました。
2.ブッダガヤにおける交通安全啓発活動
ブッダガヤロータリークラブと協力して、バイク乗用者にヘルメットを計100個配布しました。活動に参加したガヤ地区長官は「ちょうどヘルメット着用と免許保持に対する警察の取り締まりを強化しようと計画していたことろだった。この活動はちょうど良いタイミングである。」と話しました。
3.衛生教育
ブッダガヤのマティヤニ村に住む大人と子ども計130人に対して、手洗いや身体を清潔に保つことの重要性など衛生教育を実施しました。質疑応答ではスタッフから村の人に質問をする場面も見られました。最後にタオルやお菓子を配布しました。
4.緊急支援活動
既にホームページに紹介済みのため、下記URLをご覧ください。
サイクロン・ファニ(オリッサ州):https://amda.or.jp/articlelist/?tags=4#work_id6398
インド南西部洪水(カルナタカ州):https://amda.or.jp/articlelist/?tags=4#work_id6438
5.ジーナアミタッブ学校における「AMDA賞」準備
ブッダガヤ地区で、貧困家庭の児童生徒を対象とした無料全寮制学校を運営しているジーナアミタッブ福祉信託財団とは、2018年、服配布事業を協働で行ったことをきっかけに、協力関係が継続しています。学校に通う児童生徒(小学校1年生~高校1年生)と先生は計170人。中でも優秀な児童生徒の栄光を称えるため、「AMDA賞」を授与できるよう、学校と調整しています。
2020年度も引き続き、ブッダガヤでの活動を中心に協力して実施しています。
ジーナアミタッブ学校で話す菅波代表
ジーナアミタッブ学校の生徒