フィリピン台風27号被災者に対する緊急支援活動 AMDA速報3 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

フィリピン台風27号被災者に対する緊急支援活動 AMDA速報3

2015年12月23日に北サマール州に入ったAMDA看護師は12月23日と24日の2日間、地元の協力者とともに被災地のビクトリア町16のバランガイ(地区)で物資支援を行った。続いて支援に入った町内のバランガイのひとつであるゾーン1(Zone1)では政府機関から一度、米の配給があったものの医療支援は入っていないようだった。そのため医療支援活動と炊き出しの実施を決定、28日に山間部を含めた郡内の被災地に支援の実施を知らせる呼びかけを行った後、翌29日同地区で医療支援活動、炊き出し、物資支援を行った(左の写真は血圧測定を行うAMDA岩本智子看護師)。

支援活動を行った同州は雨季で、29日に電気が一部復旧したものの不安定で、水道は復旧していなかったが、医療支援活動、炊き出し、物資支援に必要な場所は現地協力者の提供を受け実施することができた。医療支援は8時から18時まで10時間にわたった。診療にはフィリピン人医師2名、看護師1名、現地の協力者10名とAMDA看護師1名があたり、無料診療を受けた患者は355名であった。

診療にあたったドクターによると、上気道感染、尿路感染の患者が多く、下痢の子どもや、高血圧や糖尿病が見られた高齢者もいたようだった。物資支援としてはサンダル、ブランケット、おもちゃなど、診療を受けた患者に配布した。炊き出しでは「チキン粥」を実施、そのおいしさに安堵する表情が見られた。

被災者からは、「日本からわざわざ来てくれたのを聞いて驚いた。医師に診てもらう機会をつくってくれてありがとう」と感謝の言葉が聞かれた。診療にあたった医師のひとりは、被災地のひとつカタルマン町の出身者で「長時間で大変だが、医師だから患者を助けたい」と話していた。







今後は現地の状況を注視しながら、必要に応じた支援を行う予定。



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