フィリピン台風27号被災者に対する緊急支援活動 AMDA速報2 – AMDA(アムダ)
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特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

フィリピン台風27号被災者に対する緊急支援活動 AMDA速報2

20日夕方マニラに到着したAMDA看護師は、21日現地の協力者であるフィリピン開発アカデミー(DAP)のスタッフと合流し、被災地からのより詳細な情報を基に、支援内容について協議した。フィリピンの主食である米は政府の機関・DSWP(フィリピン社会福祉省)により、すでに配布されていたことが判明した。そのため、敬虔なカトリック教徒が多いフィリピンであることを鑑み、クリスマスを祝うための食糧の配布が提案された。23日に北サマールに入ったAMDA看護師は、ビクトリア町で「パンシット(Pansit)」と呼ばれる現地の焼きそばの材料であるビーフン麺1キロとサーディン(いわし)の缶詰を1パックとし、2000世帯分を準備した。












AMDA・DAP合同チームが支援に入ったビクトリア町には16のバランガイ(集落)があり、同様に被害を受けているため、公平を期すために各バランガイリーダーにもっとも支援を必要とする家庭を選んでもらい、準備した支援物資2010パックを配布した。 特に山側のバランガイでは地すべりも発生し、治安も良くないことから、それらの集落には、バランガイリーダーを通じて物資を配布した。 AMDA看護師は、エレナス、ゾーン1・2など、4つのバランガイで被災者に直接支援物資を手渡した。 

支援活動を行ったこれらの地域は農村地帯で、水田や畑は冠水していた。米の収穫時期を過ぎており直接的な被害は免れたとのことだが、塩害などの被害が懸念される。水・電気は未だに復旧しておらず、被災住民はクリスマスシーズンにもかかわらず不便な生活を強いられている。自宅が全壊した人は隣近所の家やバランガイセンターと呼ばれる公民館のような場所へ避難し、屋根などの部分的な建物被害では、ブルーシートで屋根を覆いそのまま自宅で過ごしている人もいる。23日も雨が降っており、今後の被災者の健康状態など、注意深く見守っていく必要があると思われる。 AMDAとDAPの合同チームは、24日以降も物資支援活動を継続する予定である。

なお、この台風27号による被害は、死者42名、負傷者24名、行方不明者4名、約28万棟の建物被害と5つの地域で28万人を超える避難者がでている(フィリピン国家災害対策本部発表12月24日発表)。



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