頼藤医師は、長年にわたりAMDAの活動に深く関わってきました。そのきっかけは、大学5年時に参加したAMSA(アジア医学生連絡協議会、1980年に菅波代表らが設立)の会議でした。2007年のAMDA Internationalインド会議以降、2016年熊本地震、2020年熊本球磨地方豪雨災害、2024年能登半島地震など、数々の緊急医療支援の最前線に立ってきました。また、2016年から19年まで毎年、夏にアフリカのルワンダに赴き、現地の医療者や教育関係者とともに児童の健診を行い、学校健診の重要性を伝えてきました。現在もルワンダの若き医療者とともに、地域、保護者、教育の現場が一体となって子どもの健康を見守る学校保健の推進に尽力しています。
大学時代に頼藤医師は、出身地の熊本県八代市近くで発生した水俣病を目の当たりにしたことがきっかけとなり、病気の広がりや原因を解明する学問である疫学を専門としています。現在も毎月水俣へ通い、水俣病患者の診察を続けています。また、岡山県感染症対策委員会委員として新型コロナウイルス感染症対策に深く携わり、岡山県クラスター対策班の事務局長を務めています。頼藤医師の豊富な知識と鋭い洞察力が、AMDAの災害支援活動の現場でも活かされています。
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野 教室HP
https://www.unit-gp.jp/eisei/wp
・RSKイブニングニュース
公式確認から65年 「MINAMATA」と向き会う医師の思い【岡山】
・岡山県HP
岡山県クラスター対策班(OCIT)について