「熊本地震被災地の救護所における鍼灸施術に関する検討」研究実施のお知らせ – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

「熊本地震被災地の救護所における鍼灸施術に関する検討」研究実施のお知らせ

1) 研究の背景および目的
熊本地震は、2016年4月14日と16日未明に震度7の地震が相次いで発生し、その後も熊本県・大分県で有感地震が多発しました。特定非営利活動法人アムダ:AMDAは、前震発生直後から救護所を設置し、いち早く診療活動を開始し、またAMDAは2011年の東日本大震災より鍼灸施術を緊急医療支援活動に導入しており、熊本地震でも熊本県益城町立広安小学校内保健室、熊本地震支援テント村、シルバーピアさくら樹の3カ所に設置した救護所において提供されました。今回の研究は、災害時に救護所で鍼灸施術を受療された方を対象に、被災地の救護所における鍼灸施術がどのような症状を持つ方に利用されたかを集計し、この結果から将来発生が予想される地震に対する備えとなる知見を提供することを目的としています。

2) 研究対象者
2016年4月15日から7月14日まで熊本県益城町広安小学校、熊本地震支援テント村、シルバーピアさくら樹の3カ所のAMDA救護所に設置された鍼灸施術施設を受療した全ての患者さんを対象とします。

3) 研究期間
研究機関の長の許可日~2025年3月31日
情報の利用開始予定日:研究機関の長の許可日から1週間後

4) 研究方法
AMDA救護所に設置された鍼灸施術施設にて回答して頂いた質問紙を電子化し、疾患や受診形態の変化について取りまとめを行います。

5) 使用する情報
この研究に使用する情報として、鍼灸施術施設にて回答して頂いた質問紙を使用させて頂きますが、氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除し使用します。また、あなたの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。

6) 試料・情報の保存
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学疫学・衛生学分野および共同研究機関で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。

7) 研究資金と利益相反
この研究は特段の費用を要しないため特定の研究資金は用いません。
この研究に関して利害関係が想定される企業等で研究責任者や分担者あるいはその家族が活動して収入を得ているようなことはありません。

8)研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
また、この研究における個人情報の開示は、あなたが希望される場合にのみ行います。あなたの同意により、ご家族等(父母(親権者)、配偶者、成人の子又は兄弟姉妹等、後見人、保佐人)を交えてお知らせすることもできます。内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。
この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(ご家族の方等も拒否を申し出ることが出来る場合があります。詳細については下記の連絡先にお問い合わせください。)にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ただし、すでにデータが解析され、個人を特定できない場合は情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。この場合も診療など病院サービスにおいて患者さんに不利益が生じることはありません。

オプトアウト公開URL

<問い合わせ・研究への利用を拒否する場合の連絡先>
岡山大学 疫学・衛生学分野
氏名:松木 宣嘉
電話:086-235-7173

<研究組織>
主管機関名  岡山大学
研究代表者  岡山大学 疫学・衛生学分野 賴藤 貴志共同研究機関
特定非営利活動法人アムダ:AMDA 難波妙