3月17日 黒住教本部様より熊本地震復興支援(益城町立広安小学校)に対するご寄付をいただきました。
黒住教副教主、黒住宗道様は、熊本地震の後、5月3日から5日まで、岡山経済同友会と大学コンソーシアム岡山主催ボランティアバスの団長として、岡山県内の大学生25名とともに、避難所となっていた益城町立広安小学校に入られました。
被災後、土足使用を余儀なくされた広安小学校の校舎内や、地震で歪んだ体育館の床をAMDAスタッフとともに吹き上げ、車中泊の車で埋まっていたグラウンドは、子どもたちが体育の授業ができるようにきれいに整地していただきました。
広安小学校、田中校長先生からは、「このボランティアバスがなければ学校再開はありえなかった」と、感謝の言葉をいただきました。
黒住様は、広安小学校で先生方、岡山の大学生、AMDAとともに学校再開を目指して汗を流したこの時の記憶は、いまだ新しく、広安小学校を応援し、その教育活動が一日も早く日常に戻ることを願って、この寄付をAMDAに託しますと、おっしゃいました。
その後も、何度も熊本を訪問されている黒住様から、被災地の状況について、更地に新しい建物が建ち始めたこと、まだ被災後、壊れたままのところがあること、そして、未だ、障がい者、お年寄り、子ども等、支援の手が届いていないところがあるのではないかというお話しを伺いました。被災地に心を添えていくことの大切さを忘れないでいたいと、強く語っていらっしゃいました。
あの床の歪んだ体育館は、昨年8月18日で避難所としての役目を終えました。その後、床はきれいに張り替えられ、来週、広安小学校卒業式が行われます。被災直後から地域住民とその児童を支えた体育館で、新しく旅立つ6年生を見送りにAMDAスタッフも参加します。その時に黒住教本部様のお心を直接、田中校長先生にお伝えします。