4月21日、AMDAシンガポール支部長のドン・ラウ医師夫妻から熊本地震に対してご寄付をいただきました。AMDAシンガポール支部はAMDAInternationalの31番目の支部として、昨年設立されました。
4月10日〜14日、ドン・ラウ支部長とユウ・チン夫人が岡山を訪れ、岡山大学病院、岡山済生会病院、倉敷中央病院、岡山市民病院、森脇内科医院などで病院視察を行い、日本の最先端医療の現場を見学されました。ラウ支部長は、シンガポールで日本人を多く診療した経験もあり、このたび、4月30日、シンガポールに眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、総合診療科から成る「AMDA国際平和クリニック」を開院しました。
今回の来日についてラウ支部長は、シンガポールと日本の医療技術や制度の違いなど、肌で実際に感じたことも含め、いかに同院で今回の訪問の経験を活かすかが重要と語り、加えてチャリティー活動についての関心も深く、収益の一部でAMDA Internationalの活動に貢献することを表明されました。ユウ・チン夫人は、在シンガポールの日本人を含め、シンガポールの人たちにもAMDAの認知度を上げるために今後、動画やSNSをつかって広報活動にもより力を入れたいと抱負を述べられました。また、最終日の夜は、日本の医療者とともに、今後の災害救援についての方向性と方法論を熱く語り合い、関西空港からシンガポールに飛び立つ直前に熊本で震度7の地震が発生しました。
ご帰国直後にAMDAスタッフと熊本に対する温かいメッセージとともに、ご寄附をいただきました。
メッセージ:岡山訪問の際は大変お世話になりましてありがとうございました。これからも岡山のAMDA本部とより深く共に活動を進めていきたいと考えています。
また帰国直前に熊本地震のニュースを聞き、大変驚きました。亡くなられた方にはお悔みを、そして、被災された方々には心よりお見舞いを申し上げます。すべての熊本の人たちとボランティアをされている方々が無事でいらっしゃること、そしてAMDAのミッションが一人でも多くの被災者に届くよう祈っています。
AMDAシンガポールは、今後、相互扶助の精神に基づき、AMDAInternationalの海外支部と連携を図り、災害発災時の人道支援活動について協力していきます。
改めましてAMDAシンガポール支部長のドン・ラウ先生、ユウ・チン夫人に心から感謝申し上げます。