ウクライナ避難者支援活動、子どもの緩和ケアにも支援を拡大(2024/10発行ジャーナル秋号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ウクライナ避難者支援活動、子どもの緩和ケアにも支援を拡大(2024/10発行ジャーナル秋号)

AMDA 副理事長 難波 妙

 2022 年 2 月 24 日のウクライナ人道危機勃発後、AMDA は、同年 3月からウクライナ国内 2 ヶ所、隣国ハンガリー 2 ヶ所の関係団体とともに人道支援活動を実施しています。今年 7 月上旬、これらの団体とハンガリーで今後の活動計画について話し合い、支援の継続を約束しました。その際、ウクライナの提携団体でハルキウを拠点とするダイナスティメディカルセンターは、空爆の激化のため、オンラインでのミーティング参加となりました。

 また 8 月には、コルンスキー・セルギー駐日ウクライナ特命全権大使閣下のご紹介により、ウクライナの医療団体『City of Goodness』にも協力することになりました。この団体は、ルーマニアとの国境付近で子どもの緩和ケアを備えた病院を運営しています。多くの重い病気を抱えた 1 歳から 14 歳の子どもたち、戦禍を逃れた母子など 300 人が身を寄せています。食事、医薬品などに加え、AMDA は子どもたちのリハビリ、緩和ケア、シングルマザーの自立支援などの面でサポートを行っていく方針です。

City of Goodness の紹介動画をご覧いただけます。