ネパール訪問(2022 年9 月)(2023/01発行ジャーナル冬号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ネパール訪問(2022 年9 月)(2023/01発行ジャーナル冬号)

ネパール担当 アルチャナ シュレスタ ジョシ
 
AMDA ネパール支部は1989 年に設立され、1990 年に非営利活動法人『AMDA ネパール』としてネパール政府に認可されました。以来、ネパールの地域住民への保健医療サービスを提供しています。AMDA ネパール支部は、ダマック市、メチナガル市とブトワル市に病院を、ゴカルネスォル市では歯科クリニックを、それぞれの自治体や商工会議所と協力しながら運営しています。

今年の9 月下旬、菅波理事長が、AMDA ネパール支部が経営する3 つの病院と歯科医院、さらには病院運営に協力していただいている各市の市長、副市長、商工会議所を表敬訪問しました。
 
AMDA ダマック病院は、ブータン難民キャンプ内の一次診療所で治療することができない救急患者や、手術が必要な患者を受け入れる病院として設立されました。現在は、100 床の総合病院として地元住民や難民に医療サービスを提供しています。シッダールタ母と子の病院は母子保健に特化した病院として、仏教の開祖ブッダが生まれたルンビニ州のブトワル市で保健医療を提供しています。AMDA メチ病院は15 床の小さな病院です。内科の診療を主にしていますが、近くに母子保健の診療所がないため、今後、産婦人科医や医療器具を増やし、総合病院として住民の健康増進に関わっていくことを考えています。それぞれの自治体の市長や副市長からも、引き続き、病院の運営に協力する意思が示されました。