インドネシア・ジャワ島地震被災者緊急支援活動(2023/01発行ジャーナル冬号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

インドネシア・ジャワ島地震被災者緊急支援活動(2023/01発行ジャーナル冬号)

GPSP支援局 総務担当 ブルックス 雅美
 
2022 年11 月21 日午後、インドネシア・ジャワ島西部にてマグニチュード5.6 の地震が発生。インドネシア国家防災庁(BNPB)によると、死者数334 人、重傷者数593 人、避難者数は11 万人以上となっています。(12 月10 日時点)

この深刻な被害状況を受け、スラウェシ島マカッサルにあるAMDA インドネシア支部のアンディ・フスニ・タンラ支部長(ハッサヌディン大学名誉教授)はAMDA 本部に支援を要請。11 月25 日、自身の教え子である西ジャワ州ボゴール( Bogor)のチアウィ総合病院の麻酔科医を中心に19 人のスタッフで医療チームを結成し、同州チアンジュール県(Cianjur)に派遣しました。2 日間、支援の行き届いていないトゥンギリス村(Tunggilis)とパシルチナ村(Pasir Cina)に入り、発熱や下痢、呼吸器疾患や疼痛などの症状を訴える方々301 人を診察。医薬品の処方などを行いました。

その後、27 日には、チャリウ村(Cariu)にて、インスタントラーメンや牛乳などの食料品ならびに日用品を配布しました。救援活動は一旦終了したものの、12 月12 日現在も復興支援に向けた調整が行われています。