2022年度年次報告 教育支援(こども食堂支援プラットフォーム)(2023/7発行) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

2022年度年次報告 教育支援(こども食堂支援プラットフォーム)(2023/7発行)

AMDA こども食堂支援プラットフォーム

概要
◇実施場所: 岡山県内
◇実施時期: 通年実施

◇事業内容:
2017 年12 月、産官学民で組織する「AMDA こども食堂支援プラットフォーム」を設立し2022 年度も継続して支援を行った。こども食堂への支援は食材や生活用品の提供だけでなく、子どもたちが将来社会参加できる機会や環境を整え、子どもの意欲形成に繋げる活動を目指している。こども食堂の運営に取り組む希望団体へ次のような活動を行った。
 

1.グンゼの肌着配布

◇実施場所: 岡山県内
◇実施時期: 2023 年1 月
◇受益者数: 8 団体

◇受益者の声(保護者より):
「信頼できる製品でありがたい。」と喜んでいた。

◇活動内容:(肌着560 枚をこども食堂に提供)
グンゼ株式会社ラブアース倶楽部様よりAMDA にご提供いただいた肌着560 枚を希望されるこども食堂に提供した。各こども食堂では、こども食堂に参加した人を対象に、子どもたち自身が箱の中からサイズを探しながら選んだり、お迎えのお母さんと一緒に選んでいた。「多子家庭やシングルマザーの家庭を含め支援が届きづらい家庭へも個別に物資を届けたりしている。」とこども食堂の方よりご報告いただいた。
 

2.お米の配布

◇実施場所: AMDA 事務所にて配布
◇実施時期: 2023 年3月

◇受益者数: 5団体
◇受益者の声:
「物価高騰の折、お米は大変ありがたい。」

◇活動内容:
2022 年度、AMDA ではご寄贈いただいた合計300kg の米を希望されるこども食堂5 団体に提供した。

ひとり親家庭などへお米と食材の配布をするほか、こども食堂で食事や弁当を提供したり、遊びの場で子どもたち同士の交流が生まれている。これまでつながりの薄かったお子さんや家庭にも、物資を介することで「今後はこども食堂に参加してみよう。」とか現在の家庭の状況を話してくれたりなど、次の支援につながるきっかけになった。また、お米を寄贈してくださった方へのお礼の言葉がたくさんあった。
 

3.英会話ロボット「みんなのチャーピー先生」の配布

◇実施場所: AMDA 事務所で配布
◇実施時期: 2023 年1月

◇受益者数: 1団体(55 人)

◇活動内容:
2021 年度に続き、福電資材株式会社様よりご寄贈いただいた英会話ロボット「みんなのチャーピー先生」を希望団体に寄贈した。

子どもたちは、音声でしゃべるチャーピー先生に興味津々で、次から次へと話しかけていた。見た目もかわいらしいので、ぬいぐるみのように抱っこして遊んでいる子どもたちもいた。今後は自由に使って遊びながら学習支援などでも継続して活用していく。