AMDA フードプログラム
概要◇実施場所: インドネシア・マリノ村
◇実施期間: 2012 年4 月1 日〜継続中
◇事業内容:
アジア圏における有機農業の普及を目的に2012 年よりスタート。AMDA は岡山県真庭郡新庄村の野土路地区に農場を開設後、アヒルを使った無農薬有機稲作栽培等を実践してきた。その後、モットーである「食は命の源」の精神はインドネシア・マリノ村での有機農業事業に引き継がれている。
AMDA マリノ農場
◇実施場所: インドネシア・マリノ村◇実施期間: 2014 年〜継続中
◇現地での参加者を含めた事業チーム構成:
現地農家(常時15 世帯程度)、AMDA インドネシア支部
◇事業内容:
もみ殻燻炭や自家製の肥料などを使い、有機農法による稲作と野菜の栽培を手掛けている。生産者は主に地元インドネシア・南スラウェシ州マリノ村の農家だが、ここ最近、同地区において従来型の農業から有機農業に転換する生産者が増えている。一連の波及効果はひとえに2023 年で9 年目を迎えるAMDA マリノ農場の大きな功績であり、AMDA が目指す「アジア圏における有機農業の普及」を体現しているといえる。新型コロナウイルスの世界的流行という大きな弊害はあったものの、極力普段通りの活動を行うべく邁進してきた農家。定期的に生産者同士で意見交換を行うなど、知識と技術の向上に余念がない。昨今日本でも聞かれなくなった「篤農家」という言葉が、そんな彼らの姿勢を見事に言い表している。赤米の販路拡大や、日本のキュウリをはじめとする新たな作物の栽培など、今後も更なる取り組みが期待されている。