ネパール担当 アルチャナ ジョシ
写真提供:総社市役所
今回来日したのは、ブトワール市のケル・ラジュ・パンディ市長と職員 1 名、ブトワール商工会議所の元会長および現会長、AMDA ネパール支部の元支部長、そして同市にある『シッダールタ母と子の病院』の院長です。
訪日のきっかけは、菅波茂 AMDA 理事長による昨年 9月のネパール訪問でした。AMDA ネパール支部が運営するシッダールタ母と子の病院を訪れた際、ブトワール市長を表敬訪問し、市長と関係者を日本に招待したのです。
5 月 30 日、一行は岡山県総社市の片岡聡一市長を表敬訪問し、総社市が力を入れている障がい者雇用政策の話を聞き、その後、障がい者が働いている施設を見学しました。総社市は様々な福祉政策を実施しており、この日、両市の紹介と、今後の取り組みなどについて協議を行いました。
翌 31日には、総社市にある岡山県立大学を訪れました。AMDA と連携協力協定を締結している同大学では、看護師や保健師を志す学生が多く学んでいます。シッダールタ母と子の病院のバシャール院長が中心となり、学生 8名を対象に講義が行われました。同病院での看護学生の研修などについて話をされました。
6 月 1 日と 2 日は、県内の医療機関の視察と、岡山市長および岡山県商工会議所連合会への表敬訪問が行われました。岡山市立市民病院と倉敷中央病院を視察した際、一行は、ネパールでの病院拡充を検討するにあたり、日本の施設を参考にしたほか、日本の医療者との技術交流などについて意見交換を行いました。
最終日に一行は神戸に移動し、AMDA 兵庫のメンバーを訪問。毎日新聞神戸支局の会議室にて、シッダールタ母と子の病院に関する講義を行いました。その中で、AMDA ネパール支部のシュレスタ元支部長は、AMDA 兵庫による長年の支援に謝意を表しました。また同団体のの江口貴博理事長からも、「今後も引き続き支援を行っていきたい」との温かいお言葉をいただきました。
その後、6 名は全日程を終了し、無事帰国の途に就きました。AMDA は引き続き、ネパールでの活動を継続していきます。今後ともご支援の程、何卒宜しくお願い申し上げます。