AMDA 理事 財務会計 難波 比加理
AMDA は、東日本大震災以来、宮城県気仙沼市にある南町紫神社前商店街を継続して支援してきました。近年の長引くコロナ禍と物価高騰のため、食料品をはじめとする物資支援を行ってきた同商店街。この度、高校生までのお子さんがいるご家庭 100 世帯を対象に、食料品はもとより、J.S.Foundation 様よりご寄贈いただいた T シャツやタオルなどの物資を改めて配布しました。早くから列に並ばれた方々は、お礼の言葉とともに物資を受け取っていました。またゴールデンウィークのイベントとして、商店街では、子どもビンゴ大会や歌のステージ、子ども縁日を開催。商店街中央広場で気仙沼中学校と城南中学校の有志が作成した 2 種類のこいのぼりを展示しました。1 つは、気仙沼を応援する『メッセージこいのぼり』、もう 1 つは、各方面より支援を受けた気仙沼からの感謝を伝える『ありがとうこいのぼり』です。これらのこいのぼりが風になびく中、会場は笑顔と音楽で溢れ、たくさんの親子連れで賑わいました。とりわけ、2011 年から続けてきた『ありがとうこいのぼり』は、気仙沼市での掲揚は今回が最後となりました。
このほか、去る 3 月には近畿大学寺川ゼミの学生さん 30 名とゼミを指導する寺川先生が、また 5 月には筑波大学附属駒場中学校 3 年生の皆さんが同商店街を訪問。商店街復興に関するこれまでの経緯について学びました。