AMDAスタッフ 大原 瑞萌
AMDAハイチ支部は、9月7日から10日および10月19日から22日の計8日間、ハイチの首都ポルトープランス(Port-au-Prince)にて、国内避難者を対象とした支援活動を行いました。武装集団による殺害や放火の激化により居住地を追われキャンプサイトに避難している方々に、健康診断と医薬品および飲料水を提供しました。9月には、654人の国内避難者(大人488人、子ども166人)、10月には549人の国内避難者(大人438人、子ども111人)に、医療支援を届けることができました。
本活動は、キャンプサイトのスタッフによる椅子や机の提供、そしてハイチ保健省によるボランティアの提供やハイチ市民保護局による安全の確保など、様々な協力のもと実施されました。また、患者の症状としては様々見られましたが、高血圧が高い割合を占めていました。避難者の多くは病院に行くことも医薬品を購入することも難しいため、本活動は大変喜ばれ、避難者にとって有益であったという声が多数ありました。