AMDAダマック病院での内視鏡プロジェクト(2024/4発行ジャーナル春号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDAダマック病院での内視鏡プロジェクト(2024/4発行ジャーナル春号)

ネパール事業担当 アルチャナ ジョシ
 
 AMDAネパール支部が運営するダマック病院では、2017年から内視鏡検査を実施しています。2018年以降、AMDAの佐藤理事長が現地の医師たちを対象に、上部消化管内視鏡検査の技術指導や病理診断に関する研修を行っています。ダマック市および周辺地域の患者たちは、AMDAダマック病院での検査や治療を強く望んでいます。

 2019年11月に台湾保健衛生省から大腸カメラが寄贈されたものの、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い研修が一時的に中断されました。しかし、2022年3月には佐藤理事長の指導により下部内視鏡の研修が再開され、これにより病院では上部および下部の内視鏡検査が実施可能となりました。2017年からの期間中、約2,000人の患者がここで検査を受けています。上部内視鏡用のカメラは約7年間使用されていましたが、ネパールには洗浄機がなく、看護師が手洗いしていたため、スコープの劣化が問題となっていました。
この度、台湾保健衛生省から再度、新しい上部内視鏡カメラが寄贈され、継続的な検査が再び可能となりました。このご支援にネパール側からも多くの感謝が寄せられています。