駐日大使館・関係機関お米贈呈
◇開催場所: 駐日大使館・総領事館など◇開催時期: 2021 年12 月頃
◇贈呈機関数: 23 カ所
◇事業内容:
AMDA は毎年感謝の意を表しAMDA 海外支部のある国や地域、AMDA が活動を行っている国の駐日大使館・領事館をはじめ協力関係にある関係各所へ有機米を贈呈している。このお米は2012 年にAMDA が「食は命の源」をコンセプトにアジアに有機農業を普及することを目的にAMDA フードプログラム事業の一環として岡山県真庭郡新庄村で有機栽培を続けているもので、秋に収穫されたばかりのお米である。
コロナ禍前までは関係機関を訪問していたが、昨年に引き続きコロナウイルス感染拡大のため、今年も郵送にて有機米とともに活動報告書、各AMDA 海外支部長からの手紙を添えて23 の機関へ送付した。
11 月にAMDA 事務所へ来訪されたフィリピン共和国 ヴォルテール D. マウリシオ総領事ご夫妻には直接お米を手渡すことができた。
受け取った駐日大使・総領事からは、「コロナウイルスがまん延して苦しい時期ではあるが、困難にも負けず、今後も両国の協力関係を維持し、災害支援や人道支援を共に行っていきたい」とのお言葉をいただいた。
感染症対策の専門家をパプアニューギニアに派遣
◇実施場所: パプアニューギニア国ポートモレスビー◇実施期間: 2021 年12 月〜 2022 年2 月
◇派遣者: 萩谷 英大 / 医師 / 岡山大学病院
◇事業内容:
2021 年12 月から2022 年2 月中旬まで、岡山大学病院は、WHO のフォーカルポイントであるAMDA を通じ、萩谷英大医師をパプアニューギニアに派遣した。GOARN とは世界各地で感染症が発生した際に専門家を派遣する枠組みで、WHO とそのパートナー機関が中心となって運営されている。
今回の派遣は、現地医療機関や当局の医療部門と協力して、医療従事者を対象に基本的な感染対策指導やワークショップを行うことが目的であった。一方、パプアニューギニアはこの時期長期休暇期間にあたり、また現地特有の組織構造も手伝って、計画の変更に適宜対応せざるを得ない結果となった。そんな難しい状況の中、萩谷医師は、政府発行の感染症対策ガイドラインに関して、専門家の見地から助言を行い、この点に関しては一定の成果をあげることができた。