ルワンダ学校保健
◇実施場所: ルワンダ・キガリ及びギクンビ地区◇実施期間: 2020 年11 月1 日〜 2021 年9 月30 日
◇派遣者: なし
◇受益者: 406 人
◇事業内容:
福島のNPO 法人、ルワンダの教育を考える会の要請で特に保健医療分野の支援を続けてきた。最終的な目標としてルワンダへの母子手帳導入を目指しているが、すぐに導入が難しかったため、まずは学校において継続的に子どもたちの健康状態を確認する学校健診という考え方を広め、いずれ国内での母子手帳の導入につなげたい意向である。
AMDA は学校保健分野の知識・技術支援を同団体より求められており、特に学校健診について2015 年以降サポートしてきた。しかし2020 年はCOVID-19 の流行によりルワンダもロックダウンとなり、学校が長期休校となった。学校再開において基本的な感染対策、子どもの精神面のケアなど、様々な問題が起こりつつあった。日本からの派遣は行えなかったため、ルワンダの教育を考える会への業務委託として、ルワンダにおいて専任の学校保健看護師(養護教諭)を採用し活動した。活動内容は、生徒と職員への健康管理、健康診断の実施、医療機関への紹介、学校関係者や家族、地域の医療関係者の連絡、村の5 歳以下の子どもの栄養状態の改善などであった。
学校の先生の声「学校に看護師がいることはとても助かります。高熱を出したり、何度も倒れたりと、さまざまな健康上の問題を抱えていた子どもたちがいたからです。」