GPSP支援局総務担当 ブルックス雅美
2020年11月にハリケーンで深刻な被害を受けたホンジュラス。翌年2月より、AMDAと特定非営利活動法人AMDA社会開発機構(AMDAMINDS)の合同復興支援として、エル・パライソ県テクシグア市アグア・カリエンテ村にて、「災害に強い菜園づくり」を目指し、農業技術指導を行ってきましたが、8月末をもって終了しました。ハリケーンで収穫間近であった主要作物がほぼ全滅。元々乾燥地帯のため、作られる作物も少なかったこの村の65世帯の畑は、この指導が終了する頃には、野菜や豆、バナナやイモ類[pagebreak]など、多種多様な作物が栽培、収穫されるまでに至りました。
この指導を受けてきた方々は、「今までは焼き畑農業をし、化学肥料を使用していましたが、自然を生かした農業の研修を受けて作った作物は健康的なものになりました。家族や友人で作物を分け、余れば販売し収入にもなりました」など謝意とともにお話しされました。
指導終了後も、現地協力団体GGUIAが月一回程度農家を訪問する予定です。同時に、ハリケーン被災者支援も終了となりますが、今後も現地で状況を注視していきます。