AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム合同対策本部本部長 大西 彰
9月21日、AMDAと日本労働組合総連合会岡山県連合会(連合岡山)は、災害発生時、AMDAの緊急医療活動に対し連携して後方支援をすることにより、迅速で有効な支援活動を実施することを目的として、連携協定書を締結しました。連合岡山森信之副会長からのお言葉を紹介します。
「これまでAMDAとは、同じ岡山県内に拠点を構える縁もあり、連合岡山チャリティーコンペの寄付という形で支援を行ってきました。そして今年に入り、3月にAMDAが共催する『第2回日越国際シンポジウム』への参加、7月には連合岡山の[pagebreak]『平和学習会』で講演をいただくなど、様々な方面で双方の取り組みを理解し、関係強化をはかってまいりました。労働組合の根幹である支え合い・助け合いの運動を進めるにあたり、連合岡山として地域にどのような貢献ができるか、これまでも自然災害に対し、独自の体制で支援活動に取り組んできましたが、もっとやれることがあったのではないかと自問自答を繰り返してきました。今回の連携協定を大きな一歩ととらえ、国内、国外、規模の大小に関わらず、災害発生時にAMDAがいち早く医療支援を行う中で、連合岡山としてもどの様な支援が行えるのかを一緒に考えて行きたいと思っています。それぞれの得意分野を活かし、1+1が3にも4にもなる可能性があると考えています。
『救える命があればどこまでも』というAMDAの掲げる基本理念を共有し、有事への備えや被災地の生活再建など、今後しっかりと連携し、支援の輪を広げていきたいと思います」