インド・ブッダガヤにおける井戸建設(2024/7発行ジャーナル夏号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

インド・ブッダガヤにおける井戸建設(2024/7発行ジャーナル夏号)

インド事業担当 アルチャナ ジョシ

 AMDA は2022 年、インド・ビハール州ブッダガヤで農業事業を始めました。翌年、ビハール州では例年になく遅い8 月に雨季が始まったため、3 月から7 月にかけて井戸の水位が下がりました。そのため、それまで使用していた家庭用モーターで農業に使用する水を汲み上げることができなくなり、農作業ができなくなっていました。(株)新通故樋口会長の御令室樋口美恵様より、(株)新通エスピー青山様を通じて、「インドの恵まれない人に水を届けたい」という申し出をいただき、AMDA の活動地で新たな井戸を建設しました。

 インドは停電が多いため、モーターを使って水を引き上げられない場合に備えて、ハンドポンプも設置し、停電の間でも水を使えるようにしました。 井戸水は基本的に農作物を育てるために使用しています。敷地内に関係者以外立ち入れないため、敷地外からでも水が欲しい村人が利用できるよう塀の外側に蛇口を取り付け、必要に応じて水を使用できるように対応しました。

 井戸建設が完了してから水が豊富に使えるため、野菜、小麦、ダール豆などを育てて食事支援に活用したり、村人に配ったりしていく予定です。