AMDA本部　近持　雄一郎

　AMDA カンボジア支部では、新型コロナウィルス収束に伴い、昨年よりそれまで自粛していた従来の活動を徐々に再開し、少しずつ普段の様子を取り戻しています。

　2023 年8 月に開催されたリプロダクティブヘルスに関する青少年フォーラムでは、梅毒等、最近妊婦の間で増加傾向にある性感染症を取り上げました。識者を招いて行われた会には、およそ100 人が参加し、カンボジアの若者を取り巻く性行動の現状と課題を踏まえて、講義が行われました。

　また大学生を対象としたサッカープログラムも活動を再開。この取り組みは、元々若者が違法薬物使用等の軽犯罪に巻き込まれるのを阻止し、サッカーを通じて青少年の健全な育成を図ることを目的として始まったものです。コロナ期間中は活動を見合わせていましたが、このほどチェンラ大学が中心となり、近隣の大学のチームを交えて、『チェンラ大学サッカー杯』を開催。総勢10 チームが参加し、親睦を深めました。

　これらの活動を通じて、今後、益々若い世代の健全な育成に注力していくことが期待されています