AMDAピースクリニックの挑戦〜インド・ビハール州ブッダガヤ(下)〜(2020/4発行ジャーナル春号) – AMDA(アムダ)
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AMDAピースクリニックの挑戦〜インド・ビハール州ブッダガヤ(下)〜(2020/4発行ジャーナル春号)

インド担当 岩尾 智子


APCスタッフから質問を受けるプジャさん

インド・ビハール州ブッダガヤで行っている妊産婦ケアを中心とした母子保健事業は、2014年に地域のニーズに対応するため事業転換を行ってから、現在に至ります。今回は、AMDAピースクリニック(APC)を利用する妊婦であるプジャさんにお話を伺いました。

AMDA

こんにちは、プジャさん。今、妊娠何カ月目ですか?

プジャさん

10カ月目で、すでに予定日を過ぎています。

AMDA

出産が近いですね。

プジャさん

2人目の出産であり、気になる症状もないので心配していません。1人目の時は、浮腫の発生やヘモグロビンの数値の低下もありました。しかし、今回はAPCのスタッフによる指導で食生活に気を配ったこともあり、特に問題ありませんでした。

AMDA

どのようにしてAPCを知りましたか?

プジャさん

義理の姉から紹介してもらいました。他のクリニックでは、妊婦健診やサプリメントなどの医薬品提供を受けられなかったのです。

AMDA

APCに来て、何か変わりましたか?

プジャさん

1回25ルピー(約36円)の登録費で、妊婦健診を定期的に受けられようになりました。必要な医薬品をもらえます。妊婦健診を受けなければ、不安ですし、リスクも大きいと思います。他にも、グンゼ様提供のショーツもいただきました。

AMDA

この取り組みは多くの支援者の方々に支えられて、成り立っています。支援者へのメッセージをお願いします。

プジャさん

ご支援ありがとうございます。定期的な妊婦健診の機会や医薬品の提供に加え、週1回APCスタッフによる健康教育も開催されます。私の友達や同僚など周りの人で妊娠が判った場合にはAPCをお薦めします。