あの日から9年 東日本復興支援事業 AMDA大槌健康サポートセンター(2020/4発行ジャーナル春号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

あの日から9年 東日本復興支援事業 AMDA大槌健康サポートセンター(2020/4発行ジャーナル春号)

AMDA大槌健康サポートセンター長 佐々木 賀奈子


大槌健サポさをり織

岩手県大槌町にある健康サポートセンターでは、木工教室、さをり教室、郷土料理教室を開催継続中です。

気持がしずみがちな時、物作りして皆さんと一緒に各教室事業に参加して、笑ったり泣いたり、話しているうちに心穏やかになれます。人が集える、寄り添える場所が、有る事が当たり前でしたのに、あの日 2011年 3 月 11 日から激変しました。9 年という長い時を経て、各教室でお互いにアイディアを出し合って作品を制作したり、時間が経つのを忘れるほど夢中に作品を作っています。作品を部屋に飾ったり、身につけたり、大切な方への贈り物、新しい家への贈り物などを制作しています。


大槌木工教室

震災後 4 回目のコミュニティ作りの今(1 回目避難所、2 回目仮設住宅、3 回目復興住宅、自宅再建、4 回目復興住宅家賃値上げで引っ越し)各教室は物作りだけでなく、コミュニティ作りの場にもなっております。今後も大槌の皆様の想いを伝え続け、健康サポートセンターを継続していきたいと思います。