第25回日本災害医学会総会・学術集会で発表(2020/4発行ジャーナル春号) – AMDA(アムダ)
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特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

第25回日本災害医学会総会・学術集会で発表(2020/4発行ジャーナル春号)

AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム運営委員会副委員長 鈴記 好博


講演する鈴記医師

2020年2月20日から3日間開催された第25回日本災害医学会総会・学術集会に参加。AMDAとしての発表も2題ありました。


長谷川太郎先生によるポスター発表

一つは、湘南おおふなクリニックの長谷川太郎先生による「過密避難所における段ボールベッド緊急導入の経験(令和元年台風 19号避難所支援チームからの視点)のポスター発表です。
活動拠点であった豊野西小学校避難所へ、240台超の段ボールベッドを一気に導入した際の方法、問題点、課題について詳細な報告がなされております。

そして私はパネルディスカッション「人道支援チームの連携と協働」にてパネリストの1人として「災害時におけるNGO と他団体との連携」という演題で、まずは来る南海トラフ対応として、現地の行政、医療機関そして住民との連携を深めていること、また総社市や赤磐市そして被災地医師会や医療機関など、現場で共に活動する方々との平時からの連携について、そして現場で会い、同じ目的で活動する他の人道支援チームとの連携について話をいたしました。また被災現場での連携の課題として、医療ニーズの縮小評価、支援団体の締め出しなど、管理優先の「支援の壁」を作らないようにする必要性についても指摘させていただきました。

発表後は、他の演者の先生方と一緒に登壇し、会場の皆さんと共に多くの議論ができました。今後とも多くの場でAMDAの活動を発信していけたらと思っております。