ネパール・AMDAダマック病院
◇実施場所 ネパール・ジャパ郡ダマック市
◇実施期間 1992年〜継続中
◇現地での参加者を含めた事業チーム構成 AMDAネパール支部
◇診療科 麻酔科、一般科、外科、産婦人科、小児科、放射線科、整形外科医、耳鼻科、歯科、眼科
◇スタッフ数 (2018年度) 210人 (うち医師24人、看護師65人)
◇患者数 (2018年度) 延べ4万5千人以上
◇事業内容
AMDAネパール支部を実施主体として、1992年よりメチ県ジャパ郡ダマック市で、ブータン難民と地元双方の医療支援の対象として開設。
今年度の救急外来を含む外来患者数は延べ4万5千人以上、年間分娩数は7千人を超える。在ネパール日本大使館の草の根・人間の安全保障無償資金協力により、2017年10月にICUユニットの増設が完成、診療を開始。更に、2018年より内視鏡検査を開始した。これは2016年に岡山済生会総合病院にて研修を受け、その後ダマック病院にて佐藤拓史医師(東亜大学医療学部教授)による研修を受けた同病院内科医のディワス医師を中心に実施されている。
また、1996年にはAMDA ダマック病院の付属施設としてAMDA 健康科学学院(AMDA Institue of Health Science)が設立された。この学院では看護師コース、準助産師コース、地域医療補助師コース、臨床検査技師コースを実施しており、毎年各コースに40人の学生が入学し勉強している。
ネパール・シッダールタ母と子の病院 (通称:ネパール子ども病院)
◇実施場所 ネパール・ルパンデ郡ブトワル市
◇実施期間 1998年〜継続中
◇現地での参加者を含めた事業チーム構成 AMDAネパール支部
◇診療科 産婦人科、小児科、新生児科
◇スタッフ数 (2018年度) 178人(うち医師24人、看護師53人)
◇患者数 (2018年度) 延べ6万人以上
◇事業内容
シッダールタ母と子の病院 (通称:ネパール子ども病院)は、1998年11月に阪神淡路大震災後の日本とネパールの多くの支援者の協力により設立された、首都以外では唯一の母子専門病院である。設計は安藤忠雄建築事務所がボランティアで協力してくださった。
2011年8月より新たな周産期病棟の建設を開始、翌年11月に完成した。新病棟では陣痛室、分娩室、産褥室、手術室、家族計画カウンセリング室、新生児集中治療室などを備え、妊娠・出産から新生児ケアを総合的に管理できるよう配慮している。
2018年度は延べ6万以上の外来患者や救急患者が診療を受け、毎日8人以上の子供が生まれる。
ネパール・AMDAメチ病院
◇実施場所 ネパール・ジャパ県メチナガル市
◇実施期間 2008年〜継続中
◇現地での参加者を含めた事業チーム構成 AMDAネパール支部
◇診療科 一般科
◇スタッフ数 (2018年度) 23人 (うち医師3人、看護師4人)
◇患者数 (2018年度) 延べ約3,000人
◇事業内容
ネパール東部に位置するAMDAメチ病院は、2008年に在ネパール日本大使館、メチナガル市役所、商工会議所の支援によって設立。現在はAMDAネパール支部、市役所及び商工会議所の共同プロジェクトとして運営している。
メチナガル市民だけでなく周辺の村々に住む住民が怪我や一般的な疾患のためこの病院を受診、2018年度は緊急外来、一般外来及び入院患者含め延べ約3,000人の患者に医療サービスを提供した。
加えて、2015年より臨床検査技師のコースを開始している。