世界の共通言語は「ありがとう」菅波理事長が高屋中学校で講演(2019/7発行ジャーナル夏号) – AMDA(アムダ)
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世界の共通言語は「ありがとう」菅波理事長が高屋中学校で講演(2019/7発行ジャーナル夏号)

広報担当参与 今井 康人


AMDAの菅波茂理事長は2019年6月1日、岡山県井原市高屋町の高屋中学校で「違いは財産 多様性の共存」と題し、人権教育について講演しました。

菅波理事長はまず国際社会での中学生の役割について説明。身近な例として30年間続いたスリランカの民族紛争などを例に挙げ、対立する民族の子ども同士の間に日本人の子どもが入って交流することを企画、サッカーなどを通してお互いが打ち解け、取り組みが成功したことを伝えました。

国際社会の中で日本人が好かれる理由として、子どもは母親から家庭で「人に迷惑を掛けない」「嘘を言わない」「困った人がいたら助けなさい」と育てられていると指摘。国の違いを超えて共通しているのは「ありがとう」という感謝の言葉であり、「ありがとう」が友だちや親子、学校、地域内で広がっていくことを願っていると結びました。

講演会は同校PTAが主催。全校生徒と父母ら約200人が出席しました。菅波理事長のユーモラスな話しぶりに会場は笑顔であふれ、なかには目頭をハンカチで押さえる母親の姿も見られました。