西日本豪雨、ぶどうの家と「相互扶助」を実現(2019/4発行ジャーナル春号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

西日本豪雨、ぶどうの家と「相互扶助」を実現(2019/4発行ジャーナル春号)

プロジェクトオフィサー 橋本 千明


2018年7月7日、岡山県倉敷市真備町の大半の住宅や商業施設が水没。真備町内唯一の小規模多機能施設ぶどうの家真備の利用者は、町内の小学校横の公民館分館を避難所として10月末まで4か月を過ごし、その後仮設住居に移られていました。一日も早く元の事業所へ戻りたいと職員一丸となって取り組まれ、2019年3月2日に新ぶどうの家真備が完成しました。

今回の経験から、どんな状況や環境でも小規模多機能型居宅介護はできると実感したそうです。暮らしや生活を支える専門職として高齢者の自立支援が基本であり、今回の災害に対してもそれは変わらず、たとえ年齢を重ねても避難者でも、できることは自分たちで行っていました。被災者である高齢者も避難所での生活であっても次々にできることが増えていくのが嬉しかったそうです。現在は、縫い物作業などで地域の方も含めAMDAの活動にご協力頂いています。