AMAT訓練に鍼灸師が調整員として参加(2019/4発行ジャーナル春号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMAT訓練に鍼灸師が調整員として参加(2019/4発行ジャーナル春号)

元赤磐市出向職員 三宅 孝士


2019年1月19日・20日、平成30年度全日本病院協会・全日本病院協会徳島県支部・ホウエツ病院主催の救急災害訓練が徳島県・徳島県医師会・美馬市の共催、徳島県医師会・警察・消防・自衛隊等の協力によりホウエツ病院・美馬市役所・特別養護老人ホーム家康等を会場に実施されました。

全日本病院協会は、災害時医療支援班(AMAT)を持ち、災害時の急性期から亜急性期において災害時要援護者にも配慮した医療救護活動を実施できる医療チームとして協会会員病院支援・災害時要援護者支援・患者の病院間搬送を担います。

AMDAからは「AMDA災害鍼灸チーム」より2名(今井賢治氏・山口大輔氏)に調整員として参加いただきました。本部からは、看護師1名・調整員3名・現地調整員1名が参加しました。

当日AMDAは、福祉避難所として指定されている「特別養護老人ホーム家康」にて救護室の立上げ及び施設内巡回を担当し、緊急医療が必要な方をホウエツ病院へ搬送するという訓練を行いました。

参加者からは「AMDA本部や現地の対策本部等との連絡のタイミング・方法が分からず、できていない部分があった」「今回のような訓練はとても有意義だが、事前に何をするか(調整員の役割)を共有する研修会・ワークショップなどの機会を設けると、より充実した訓練になるのでは」との感想がありました。

AMDAでは、今後調整員の役割・業務内容についてワークショップ等を行う必要性を強く感じました。