第4回「おかやま国際塾」フィリピン研修
家屋再建作業を手伝う塾生
◇実施場所 (国内研修)岡山市(海外研修)フィリピンボホール島
◇実施期間 (開講式)2014年6月15日(国内研修)6月15日〜8月22日(海外研修)8月23日〜30日
◇派遣者
参加者:岡山県内大学生4名(岡山大学法学部3人、就実大学薬学部1人)
引率者:山希 AMDA本部職員 看護師
◇事業内容
「おかやま国際塾」とは、おかやま国際塾実行委員会が行う事業で、その委員会はAMDAと岡山大学教員と共同で運営されている。AMDAと岡山大学は2005年8月に国際社会貢献活動及び人材育成の推進を目的とし、連携協力に関する協定書を締結している。同協定がきっかけとなり、2011年からおかやま国際塾がスタートした。2011年にはモンゴル、2012年にはインドネシア、2013年はスリランカで現地研修が行われた。4回目となる2014年の海外研修は、2013年10月に大きな地震に見舞われたフィリピン・ボホール島で行われた。
2013年6月15日の開講式から8月23日の出発までの約2か月間は、国際塾生の4人が主体となり、フィリピン・ボホール島の協力団体との調整、英語のプレゼンテーションや衛生教育の準備、ボホール島地震の被害の状況やフィリピンの歴史などについて勉強した。
現地研修は8月23日から30日の8日間で行われた。おかやま国際塾4期生は、マニラ到着後、受け入れに協力してくださったフィリピン開発アカデミーに表敬訪問を行い、翌日にはボホール島に到着。ボホール島では孤児院を訪問して子どもたちとの文化交流、ボホール州立大学を訪問して大学生とのディスカッションやプレゼンテーション、スポーツ交流などを実施。その他にも地震被災者のための家屋再建プログラムに参加したり、ホームステイなどを経験した。またマリボホック中央小学校では子どもたちを対象に衛生教育、文化交流として理科実験のデモンストレーションを行い、最終日には植林プログラムに参加し、充実した海外研修を終了させた。
さらに帰国後の11月12日には学生らが主体となって、海外研修の報告会を実施。貴重な体験を同世代の学生に発表する場となった。
◇参加学生の声
「準備から報告会まで非常に充実した時間を過ごすことができた。これからの人生できっと役立つ経験だった。」
「実際に子どもたちの笑顔を見たら、つらいこともあったけど、最後までやり遂げてよかったと思った。確信したことは全力で取り組むと達成感が得られるということだと。」
「今後進路を選択していく際、岡山国際塾での活動が良い方向へ導いてくれると思う。貴重な経験を無駄にすることなく、一歩一歩着実に前に進んでいきます。」
「理想の自分と比べて、今の自分が持っていないもの、自分に足りないものを知ることができた。それを得るために一歩踏み出すことを大事にしたい。」
◇協力機関
岡山大学法学部、マリボホック町、ボホール州立大学、マリボホック中央小学校、フィリピン開発アカデミーほか