モンゴル救急搬送サービス103より研修生来岡(2014/4発行ジャーナル4月春号掲載) – AMDA(アムダ)
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モンゴル救急搬送サービス103より研修生来岡(2014/4発行ジャーナル4月春号掲載)

モンゴル救急搬送サービス103より研修生来岡


岡山市消防局での研修の様子

2014年2月23日から27日まで、モンゴルの救急センターよりAMDAが医師1名を招へいし、岡山市の協力のもと、救急医療のシステムなどさまざまな研修を行いました。これはAMDAが、2013年4月開催した「アジア相互扶助災害医療ネットワーク会議」の際に、モンゴルの代表として参加したモンゴル・ウランバートル市救急医療サービスセンター(モンゴル103救急医療サービス)の所長が来日の際に、岡山市消防局を見学し感銘を受け、岡山市の消防設備および救急搬送システムを母国のスタッフに習得させたいとの思いからウランバートル市長を通じて、岡山市長に協力依頼があり、今回の研修が実現したものです。

今回招へいしたのはモンゴル・ウランバートル市救急医療サービスセンター(モンゴル103救急医療サービス)のゴトフ・ナランジャガル医師。

研修は、岡山市消防局救急科指導のもと、岡山市西消防署、岡山大学病院高度救命救急センターおよび市内医療機関で4日間の日程で実施されました。岡山市の緊急医療システムや緊急車両、医療資機材の取扱いに関する講習、外傷初療訓練、救急車に同乗し患者搬送などを研修し、ほかにもハイパーレスキューおかやま’訓練視察、西消防署情報指令課および岡南飛行場の岡山市消防航空隊見学が行われました。

 

研修を振り返って ナランジャガル医師

モンゴルでは医師1名、看護師1名、救急救命士1名がチームとなり救急搬送を行っています。今回の研修で、日本とモンゴルの救急医療システムの共通点や違い、日本の救急搬送システムの優れた点を多く学ぶことができました。今回の研修で得た多くの知識や技術をモンゴルの人々の安心や安全を守るために役立てたいです。多くの方に親切にしていただき、本当に実りの多い研修となりました。御協力くださった皆様、AMDAのみなさん、本当にありがとうございました。