2012年度年次報告 ASMP(2013/10発行) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

2012年度年次報告 ASMP(2013/10発行)

2012年度年次報告 ASMP

AMDA医療と魂のプログラム(AMDA Soul and Medicine Program)

ASMPとは、AMDAの活動地が第二次世界大戦で多くの犠牲者が出た地域であることから、戦没者と近年の自然災害犠牲者に対して、宗派、宗教を超えた宗教者による合同慰霊祭を、そして災害被災者にはAMDAによる医療支援を実施することを通じて、平和の追及を行う、宗教者ボランティアとAMDAの合同事業である。2000年から毎年実施。尚、各宗教者は自費参加しており、2012年度はモンゴルで実施した。

モンゴル

ガンダン寺の前で参加者とともに

◇実施場所 モンゴル ウランバートル市
◇実施期間 2012年8月26日
◇派遣者 菅波茂 医師・AMDA理事長、 難波 妙 AMDA国際部部長
◇現地での参加者を含めた事業チーム構成 AMDAモンゴル支部

◇事業内容

8月26日、AMDA魂と医療のプログラム、ASMP(アスンプ)がモンゴル仏教総本山であるガンダン寺で行われた。モンゴルでのASMPは、平和祈願祭として行われ、今年で5回目。モンゴル、ガンダン寺のご住職が青年僧もふくめ15名、日本からは、宗教法人大本が合同で世界平和祈願祭を執行。AMDAも平和へのメッセージを菅波代表が発表。2012年は、日本、モンゴル国交樹立40周年の記念の年。ガンダン寺のご住職は、「銃をとり合う世界から花束を贈り合う世界になるように、モンゴルと日本がその先駆けとして友好を深めていくことが、世界の平和につながる」と訴えた。ガンダン寺を訪れていた観光客もともに参加して平和を祈った。

◇参加者の声
AMDAがこれまでモンゴルでこの平和祈願祭とともに眼科医療に貢献する事業を行っていることに感心している。この5年に渡ってともに平和を祈れたことに感謝するとともに、東日本大震災被災者の方々の一日も早い復興を祈っている。(ガンダン寺貫主)

◇現地協力機関
ガンダン寺:モンゴル仏教総本山
AMDAモンゴル支部