AMDAフードプログラム インドネシアスラウェシ島マリノ村視察(2013/4発行ジャーナル4月春号掲載) – AMDA(アムダ)
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AMDAフードプログラム インドネシアスラウェシ島マリノ村視察(2013/4発行ジャーナル4月春号掲載)

AMDAフードプログラム

インドネシアスラウェシ島マリノ村視察


マリノ村の皆さんと一緒に

1月31日から2月4日に、AMDAフードプログラムのフィールド「AMDA野土路農場」のある新庄村の笹野村長、磯田議長ほか6名とAMDA野土路農場のスタッフ2名の一行が、インドネシアスラウェシ島のマリノ村を訪れ、農業の現状などの視察を行いました。

新庄村は2010年にアジア有機農業プラットフォーム推進条例を施行しており、村をあげて先進的に有機農業に取り組んでいます。またAMDAと協力し、今後アジアヘ向けての有機農業技術の移転や農業交流を目指しており、今回の視察が実現しました。視察先となったマリノ村は、標高1100mの山地にある村で、日中の寒暖の差が大きく、源流域にある農村で、新庄村と気候条件が近いことから、技術移転の候補地にあがりました。

美しい棚田が広がり、村民が総出で、互いの田植えを手伝う姿が見られ、訪れた新庄村の一行からは「昔の新庄村を見ているよう」と声が上がりました。現在マリノ村では、有機農業への関心はあるものの、現在は日本では使われないような農薬が使用されており、技術移転だけでなく土壌調査や改良の必要性が確認されました。

4月からは、インドネシアから農業従事者2名を招へいし、田植えの時期から収穫まで、AMDA野土路農場で、有機農業研修のほか食品の加工技術などの研修を行います。