フィリピン・ミンダナオ島台風24号緊急医療支援活動(2013/1発行ジャーナル1月冬号掲載) – AMDA(アムダ)
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フィリピン・ミンダナオ島台風24号緊急医療支援活動(2013/1発行ジャーナル1月冬号掲載)

フィリピン・ミンダナオ島台風24号緊急医療支援活動

 


患者の処置にあたる喜久川看護師と山路看護師

12月4日早朝、フィリピン南部のミンダナオ島を台風24号が直撃し、大きな台風被害が報告さました。これをうけてAMDAでは看護師2名、調整員1名を医療チームとして被災地に派遣しました。
AMDA医療チームは日本からの派遣者3名に加え、フィリピン軍や地元ボランティア医療スタッフらの協力を得て、12日早朝からミンダナオ島コンポステラバレー州モンカヨ郡のサンホセ地区で活動を行いました。
診療活動では483人を診察。今回の台風の影響と考えられる外傷や皮膚疾患、下痢、上気道炎などが多くみられました。中には水の中に足を入れて足に傷を負っている人や、傷が感染して洗浄・排膿が必要な人、簡単な処置を受けた後そのままの状態になっている人、下肢に皮膚症状が強くでている人などが見られ、急きょ破傷風の予防注射も行ないました。
また診療活動の他にも、支援物資として準備した500家族分の支援物資(米2牛ロ、いわしの缶詰3つ、飲料水4リットルなど/1セット)を配布しました。
■派遣者名

喜久川 明日香:看護師/沖縄セントラル病院勤務/沖縄県在住
大山 マージョリ:調整員/岡山倉敷フィリピーノサークル会長/ミンダナオ島出身/岡山県在住
山路 未来:看護師/AMDAプロジェクトオフィサー/岡山県岡山市在住

 


2012年8月にフィリピンルソン島で発生した洪水被害に対するAMDAの緊急医療支援活動に対して。フィリピン軍から、感謝の盾が贈られました。