インド・ブッダガヤにAMDAピースクリニック建設開始

視察する菅波代表とカマトAMDAインド支部長

建設中のAMDA ピースクリニック（手前）

AMDAは、インドにおけるこれまでの緊急救援及び様々な活動を通して、カースト制度における仏教徒の人たちが少数派（1％以下）であり、貧困層に位置することを知りました。支援策として、仏教徒の聖地であり、医療施設も不十分なビハール州ブッダガヤでAMDA ピースクリニック建設事業を開始することを2004年に決定しました。2005年12月には、菅波代表がAMDAインド支部長でマニパール大学アユルベーダ学部長のカマト医師とともにブッダガヤを訪れ、周辺の医療事情を視察しました。観光地として有名なブッダガヤではありますが、医療事情は劣悪であることがわかり、「AMDAピースクリニック」を開設し、海外からの支援を待つだけではなく、現地の人たち自らでお互いを支えあうすべを見出してもらう手助けをしたいと考えました。ブッダガヤが世界遺産であることから建築基準に対する法律が度々変更され、建設開始までに随分長い時間を要しました。今年11月には開所式を行い、AMDAインド支部長カマト医師の監修のもと、富裕層、貧困層ともに利用できるクリニックの運営を開始する予定です。