平成20年度静岡県総合防災訓練(広域医療搬送訓練) (2008/11発行ジャーナル11月秋号掲載) – AMDA(アムダ)
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平成20年度静岡県総合防災訓練(広域医療搬送訓練) (2008/11発行ジャーナル11月秋号掲載)

平成20年度静岡県総合防災訓練(広域医療搬送訓練)

 

 9月1日、「防災の日」は、AMDAにとって静岡県総合防災訓練に参加する日です。
 東海大地震を想定し、今年は、県下33市町で、45万人が参加した大規模な防災訓練です。AMDAは、1990年代の後半からほぼ毎年のように、岡山から、そしてERネットワーク登録の医療職の方々が住む全国から、静岡に駆けつけます。今年は、静岡市から20キロほど西にある航空自衛隊静浜基地で、広域医療搬送訓練に参加しました。

 広域医療搬送訓練とは、大災害により被災地内に溢れている重症患者を、被災地外にある医療資源が充実し、専門的な治療が行える医療機関に、自衛隊の輸送機などを使って搬送する訓練です。AMDAは、自衛隊基地内に設置された広域医療搬送拠点で、DMAT(災害派遣医療チーム)などと共に、搬送されてきた重症患者を受け入れ、安定化処置を行い、患者をヘリに乗せるまでの治療班としての役割を担いました。

 「これほど大規模な防災・広域医療搬送訓練に参加できることもあまりないと思うし、他県のDMATの方々と活動できたことは、いい経験になった(田中看護師)」、「普段病院勤務ではお会いできない、同じ志を持った方たちと出会えるこういう機会は私にとって貴重(山田看護師)」「他者への啓蒙、訓練の質の向上は図りたい。今回の訓練を勤務する病院でも活かしていきたい(細村医師)」と、参加した医療従事者の皆さまからも、とても刺激になった旨のコメントを寄せていただきました。

 来年以降も訓練参加を続けていきたいと考えています。ERネットネットワーク登録の皆さま、ご参加お待ちしています。

<参加者>
細村幹夫医師(埼玉県・越谷誠和病院 / ERネットワーク登録)
田中桂看護師(滋賀県・ERネットワーク登録)
山田裕子看護師(神奈川県・洛西ニュータウン病院 / 横浜市立病院 / ERネットワーク登録)
奥谷充代(AMDA本部職員)
谷口敬一郎(AMDA本部職員)