東日本復興支援~宮城県南町紫神社前商店街からの報告~(2025/7発行ジャーナル夏号) – AMDA(アムダ)
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

東日本復興支援~宮城県南町紫神社前商店街からの報告~(2025/7発行ジャーナル夏号)

総務部 太田 浩子

 AMDA は、2011 年の東日本大震災以来、宮城県気仙沼市にある南町紫神社前商店街を通じ、復興に向けた支援を継続しています。

 今年 3 月、岩手県大船渡市で発生した山林火災に対する支援では、同商店街が AMDA と共同で準備を進め、少しでも困っている方々のお手元に届くようにと、大船渡市民体育館に、歯ブラシ500本、ボックスティッシュ 500 個、T シャツ 1,000 枚、バスタオル 300 枚を届けました。

 また、復興住宅の入居者や生活再建中の方々を支援し、地域交流の推進を目的として、今年度も生活支援物資の配布を行いました。毎回 100人程度が食料品等を受け取る中、「何もかも値段が上がり、年金だけで生活するのは大変。助かります」といったお声を多くいただきました。

 同商店街では、震災から 14 年目を迎え、『3.11 メモリアルイベント』を開催。日本各地でパワーコーラス・クワイアを指導している GONZA さんが献歌し、また参列者に備蓄食料の大切さを知ってもらおうと、長期保存が可能な食料品のセットが提供されました。

 5 月に行われた『ゴールデンウイークイベント』では、じゃんけんでお菓子がもらえるゲームのほか、食料配布とともにビンゴ大会を開催。市内から 5 組のアーティストが参加した音楽ステージ等も行われ、家族連れをはじめ、県内外からの多くの来場者で賑わいました。