縁の下の力持ち – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

縁の下の力持ち


アムダの事務所がある岡山は真夏日が続いておりますが、皆様は夏バテなどされていませんか?先日、アムダの活動地の1つであるインド北東部に位置するビハール州・ブッダガヤに行ってきました。この活動地では現在、「プライマリーヘルスケア」を実施しています。

AMDA菅波代表がいうプライマリーヘルスケアは貧困における健康開発であり、それには3つの要素(1.住民参加、2.知識向上 3.社会経済的要因)があります。総合的なアプローチで地域住民全体の健康向上につながるようなプロジェクトを行うべく、ブッダガヤ・シュリプール村で活動を新たに開始しました。井戸の掘削を行い、つい先日農業用水を確保できる水量がある水脈に井戸を設置することができました。乾季には水も池も干上がるほどの地域で農業用水を確保できる井戸は本当に貴重で、皆で喜びあいました。

井戸掘削1つをとっても、表にはでてこないとても多くの人々に関わっていただきました。支援者の皆様をはじめ、AMDAとその村をつないでくださっているベーダさん、シュリプール村でこのプロジェクトに中心的にかかわってくださっているジャンブ―さん、実際に井戸を掘っていただいている3人の技術者、技術者の方々に飲み物、食べ物を用意くださる村の人たち、AMDAピースクリニック現地スタッフであるラビさん、AMDAで当プロジェクトを長年担当してきた職員二ティ。ここに書ききれていない多くの方々の支えで活動が成り立っています。


建物もしっかりした基礎と支えがあると長持ちをしますが、基礎も支えも表には出ません。それと同じで、AMDAの活動を支えてくださっている方々による長年の支えにより、現在も緊急支援活動や長期事業を行うことができます。ご支援いただいている方・関係者の方々は「縁の下の力持ち」です。

その皆様に直接お会いできる機会を増やすべく、「AMDAの集い」を企画し、第一回は関西で開催しました。今後も場所を変えて、継続して行っていく予定です。皆様にお会いできる日を楽しみにしています。

AMDAに対する皆様の温かいご理解、ご協力をいただきましてありがとうございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。


岩本 智子