熊本県益城町を中心として震度7を観測する地震が発生してから、約2か月余りが経過しました。
発災翌日には、総社市との合同チームを編成しアムダは熊本に向けて出発。緊急医療支援活動を5月末まで行い、多くの医療スタッフ等が熊本に入りました。今は、被災された住民の方々のために鍼灸治療活動を続けています。このようにアムダがすぐに緊急医療支援動活動をすることができるのも、アムダを支えてくださっている多くの方々のご支援のおかげと、改めて実感しました。
この度も『熊本での活動に役立てて欲しい』と、いろいろな支援とご寄附を寄せていただきました。
今回、熊本へ緊急救援に出発した同じ日に、私は岡山からボランティアスタッフ約30名とともに福島県南相馬市に向かいました。東日本復興支援の一つ『復興グルメF-1大会』の運営のお手伝い等をするためです。熊本での余震情報を気にしつつも、地元の方々と参加ボランティアの皆さんとが一緒になって大会を盛り上げることができました。
復興グルメのボランティアバスは今回で9回目。何度も参加してくださっている方からは、まだまだ復興途上の東北の為に応援・お手伝いしたいという熱い想いをいつも感じています。また「震災から5年が経ち、いま自分がボランティアとして何をしていいのかわからない」と言って初めて参加された方は「東日本の現状を目の当たりにして、それをそのまま自分のまわりの人に伝えていくことが大事だと思った。」と語ってくれました。
東日本大震災や熊本地震の経験から、日頃からの備えや訓練、そして地域のなかでの住民同士の日々の繋がりが何よりも重要であることを感じさせられています。私が住む町内でも、昨年、南海トラフ地震に備えた防災訓練が始まりました。
アムダでは、今週末、今後来る南海トラフに備えて、8日(金)には『第3回災害鍼灸チーム育成プログラム』、9日(土)には『第3回南海トラフ災害対応プラットフォーム調整会議』を開催いたします。お申込みの上、お気軽にご参加ください。