先日、台湾南部地震が発生し、AMDAは直ちに緊急救援活動を行うべく調整を開始しました。ただ、今回は残念ながら再調整が必要となり、緊急救援活動での現地入りはかないませんでした。
しかし調整を進める上で、ある一人の台南市の病院でインターンをされている日本人医師に出会いました。台湾南部地震を受けて、ご自身も何かできることはないかと考えられて、偶然AMDAが現地入りに向けて動いていることを知ったそうです。そしてAMDAにご連絡をいただき、私たちにたくさんの有益な情報をくださり本当にお世話になりました。
その方はこれからも国際関係をより良く末長く保てるように、ご自身も架け橋の一部になれたら、と考えられているそうです。
実際に台南市を訪れ、タクシーの運転手さん、台南市政府社会局の方々、台南市政府でボランティアとして活躍されている方々、たくさんの台南市民の皆様に親切にしていただき、台南市の方々の優しさ温かさに触れられました。また今回義捐金をお届けに行ったことを受けて、台南市民の方々から、日本の皆様から応援していただきとても嬉しいというお言葉をいただきました。5年前の東日本大震災時にはたくさんの台湾の方々からご支援いただいたことは忘れられませんが、改めて台湾と日本の関係の深さを実感しました。
今回の地震発生を受けて、人の為に何かしたいという人間の根本的な温かさに触れられることができました。
台湾の方々のために何かしたいと考えられ、AMDAにご寄付をくださる方、実際に現地に入り支援活動をしたいとのお申し出をくださる方、本当に有難く、胸がいっぱいになります。
これからも、皆様のお気持ちに沿った活動をしていきたいと思いました。
成田奈美