異文化体験がもたらすもの – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

異文化体験がもたらすもの


先日、「おかやま国際塾」4期生4人のうち2人と久しぶりに会う機会がありました。(おかやま国際塾については
こちら)  そのお二人の変化がまぶしく、経験というものがどれだけ人を成長させるか、自信を持たせるかを強く感じました。

「おかやま国際塾」というのは、岡山大学法学部の先生とAMDAが協働で実施しているグローバル人材育成プログラムの一つです。 岡山県下の大学生が、計画立案、情報収集、調整など海外での活動のための準備を自分たちで行い、実際、海外で異文化に触れ、現地の方と交流するものです。 2014年度の第4回目は、私が担当させて頂き、4名の学生と共にフィリピンのボホール島を訪れました。 このボホール島は、2013年10月に地震被害を受け、その地震に対する緊急救援活動で初めて訪れた私にとっても、思い入れのある場所です。

実際、海外に滞在するのは1週間程度ですが、準備はその約3か月前から始まります。ほぼ初めて会った者同士が、目標を達成するために一丸となる中で、自分を主張すること、他人を尊重すること、忍耐、妥協、色々なことを学びます。 参加学生たちは、大学生活、試験、バイトなど忙しい中、本当によく頑張ります。 そして、観光旅行とは違う、本当の意味での海外の方々と触れあいを体験します。 生活様式、習慣、食べもの、何もかもが異なる中、衝撃、戸惑い、感動などと色々な感情と向き合い、たくさんのことを吸収していきます。


時々、AMDAの活動についてお話をさせていただく機会があります。 自分なりに努力はするのですが、言葉で伝えるのは難しいなといつも感じます。 私自身、AMDAの活動を通じ、たくさんのことを学び、たくさんの人の優しさに出会います。 今年の「第5回おかやま国際塾」はベトナムで開催されます。 今年の参加学生さんはどんな経験をされるのかとても楽しみです。

 

GPSPインドネシア担当  山 希