【ウクライナ人道支援活動:ウクライナはあの日から3度目の厳しい冬を迎えます】 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

【ウクライナ人道支援活動:ウクライナはあの日から3度目の厳しい冬を迎えます】

 AMDAは2022年2月24日に勃発したウクライナ人道危機を受けて、現地協力団体とともに同年3月よりウクライナ人道支援活動を開始。外務省の日本NGO連携無償資金協力事業が終了した2024年3月以降も、支援を継続しています。今年2024年7月上旬、AMDAが支援しているウクライナ国内2か所、隣国ハンガリー国内2か所の協力団体*代表者と今後の活動計画について話し合いました。

 また、今年8月には岡山県と岡山県商工会議所連合会主催の会議でご紹介いただいた、コルンスキー・セルギー駐日ウクライナ特命全権大使閣下より、ウクライナ国内で活動する団体『City of Goodness』を推薦いただき、AMDAは同団体と新たに協力することになりました。ルーマニアとの国境近くで活動する『City of Goodness』は緩和ケアやリハビリを必要とする子ども、DV、貧困などにより困難な生活を強いられている女性と子どもへの支援を目的に2016年に設立されました。現在では、多くの重い病気を抱えた生後1か月から14歳の子どもたち、人道危機により疎開を余儀なくされた母子を含む約300人が暮らしています。AMDAは施設で暮らす人々の健康と生活をサポートしています。

 人道危機から3度目の冬を迎えるウクライナはこれから厳しい寒さに見舞われます。それに備え、発電機を購入したり、燃料購入に充てる費用を捻出するため他の支出を抑える工夫をしたり、と各団体知恵を絞って備えています。物価・燃料の高騰、地域によっては継続的な爆撃による被害もあり多大なストレスを抱える中、ウクライナに住む人たちは力を併せて懸命に日常生活を送っている状況があります。随時、各協力団体からの報告をご紹介していきます。今後ともウクライナ人道支援活動へのご協力をよろしくお願い申し上げます。

画像をクリックでその他の写真を表示


*2024年11月現在の協力団体は以下の通りです。


【ウクライナ国内】

セントミッシェル小児総合リハビリセンター

ダイナスティメディカルセンター

『City of Goodness』


【ハンガリー側からウクライナを支援する団体】

ヴァルダ伝統文化協会

メドスポット