2009年に開所したAMDAピースクリニック(APC)は、2014年より母子保健活動を継続しています。8月・9月も妊婦健診を各月2回行い、8月はのべ45人(内新患7人)、9月はのべ58人(内新患9人)が受診しました。8月・9月のマタニティークラス(健康教育・栄養プログラム)は、水曜日がブッダガヤの祝日などにあたっていた関係から、2か月で計6回の開催にとどまり、のべ103人が参加しました。新生児の母乳栄養、妊娠高血圧症候群など決まったトピックについて話すこともあれば、特にトピックは決めず、参加者が悩みを相談し合う場となる日もありました。クラスの最後には、バナナ、リンゴ、グアバなどのフルーツを提供しました。
ビハール州に隣接するウッタル・プラデーシュ州から実家に戻ってきて、APCに通うC.K.さんは、ご自身の経験と置かれている状況を共有くださいました。「過去3回妊娠したものの、妊娠3~4か月で流産を繰り返しました。とても辛い経験を経て、夫婦で私の実家があるブッダガヤに戻ってくることにしました。その後、妊娠。2か月目に、友達がAPCに連れてきてくれてから、ずっとこちらでお世話になっています。今では妊娠9か月目に入り、家族と共にとても喜んでいます。夫は日雇いの仕事をしているため、妊娠中に必要な治療費を賄うのが難しい状況でしたが、経済的なサポートをAMDAピースクリニックから受けることができとても助かっています。定期的に連絡をくださるAPCスタッフからの心温まるサポートに感謝しています」とお話されました。