岡山県柔道整復師会と連携協力協定を締結 – AMDA(アムダ)
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

岡山県柔道整復師会と連携協力協定を締結

プロジェクトオフィサー 神倉 裕太郎

7月28日、公益社団法人岡山県柔道整復師会とAMDAは、災害支援に関する連携協力協定を締結しました。

本協定は、同じくAMDAと協力協定を締結している岡山県鍼灸師会の内田輝和会長からのご紹介があり、実現しました。

岡山県柔道整復師会は、2018年の西日本豪雨災害時にも、避難所で活動をされるなど、災害支援活動に力を注いでおられます。

AMDAは、東日本大震災の支援活動時より災害鍼灸を実施してきました。2020年の7月豪雨(熊本県球磨地方)では、鍼灸師に加え、初めてAMDAから柔道整復師の派遣を行いました。被災した家の片付けや長い避難生活などで、膝や腰を痛める方に対して柔道整復の施術を行い、避難所での柔道整復の施術のニーズがあることを実感しました。同会からは、今後に岡山県内外で災害が起きた時に、柔道整復師の派遣などでご協力をいただく予定です。

AMDAの菅波理事長は、「柔道整復のような被災者と触れ合うことができる支援は、避難者に非常に喜ばれる」と、柔道整復の施術が被災者にとって力になることを話し、同会の山﨑邦正会長は、「応急処置と被災者と触れ合う施術に関しては、柔道整復のできるところなので、マンパワーの面で是非とも協力させていただきたい」と話されました。

公益社団法人岡山県鍼灸師会会長 内田 輝和 先生

先般、令和2年8月28日に(公社)岡山県柔道整復師会とAMDAとの災害派遣協定が無事締結されました。(公社)岡山県鍼灸師会と同じく東洋医学系団体である(公社)岡山県柔道整復師会と、今後起こりうる可能性のある南海トラフ巨大地震に備え、両業団が足並みを揃えてAMDAと共に対応できる事を期待しています。二つの団体共に、体調管理と、心の傷に取り組むことは日常的に行っているので災害被災者に対してもAMDAと両団体の協定はより強固なものとなると確信しています。


公益社団法人岡山県柔道整復師会会長 山﨑 邦生 先生

この度AMDA様と災害時の連携協力協定を締結いたしました。平成30年の西日本豪雨では被災された住民の方が多くおられ、私たちは避難所においてケガや避難所生活で身体に異常をきたした方のケアをさせていただきました。その際、私たちの手当によってケガから回復し、体調を取戻し、心まで軽くなったと言っていただきました。この経験をAMDA様の活動に生かしていただき、被災者の方のお力になりたいと願っております。


帝京平成大学ヒューマンケア学部鍼灸学科 AMDA災害鍼灸ネットワーク代表世話人 今井 賢治 先生

この度、公益社団法人岡山県柔道整復師会様とのMOU締結は大変に喜ばしく、更なる支援活動の充実が得られることに、心から期待を寄せています。AMDAでは東日本大震災から災害鍼灸活動を行ってきました。そして西日本豪雨よりあんま指圧マッサージを、本年の熊本豪雨では柔道整復による支援を導入しました。これら東洋医療技術における被災者のニーズは高いため、今回のMOUは災害支援に大きく貢献するものとなるはずです。東洋医療の特徴を最大限に生かした支援活動を行うことに期待しています。