新型コロナウイルス感染症防止対策として: 北京日本倶楽部・中国日本商会よりAMDAへ医療用ガウン寄贈 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

新型コロナウイルス感染症防止対策として: 北京日本倶楽部・中国日本商会よりAMDAへ医療用ガウン寄贈

今年2月にマスクの物資支援を行った北京日本倶楽部より、「恩返し」として何かできないかとお申し出を頂いたのが4月末のことでした。北京は中長期的には気が抜けないものの、経済活動が少しずつ正常化に向かいつつある一方、報道で日本の状況を見て心配され、支援の可能性を検討したいと言ってくださっていました。

お申し出いただいた当時の日本国内は、PCR検査陽性者数14,120名、死亡者432名(国内事例、空港検疫、チャーター便帰国者事例含む/厚生労働省4月30日発表)という状況で、マスク、医療用ガウン、消毒液などの医療用資材の不足が連日メディアで報道されており、AMDAとしてもこれまで共に支援活動へ行ったり、大規模災害に関わる連携協定を締結している病院、福祉施設等を中心にできる範囲での医療資材調達と・提供に動いている最中でした。

その後、正式に北京のコミュニティからお返しの気持ちを込めて日本の皆さんにささやかながらガウンを送らせて頂きたいとのお申し出を頂きました。当初は支援物資としてマスクの輸出を検討頂いていたそうですが、既に多くの方々がマスク支援を実施されていたことを受け、医療用ガウン(アイソレーションガウン)支援を決定。今回AMDAにも寄贈のご提案、やりとりを経て6月8日、AMDA本部に2,000枚のガウンが到着しました。今回いただいたガウンは、南海トラフ災害を含む大規模災害への準備に活用させて頂く予定です。災害準備を実施するのにも、物品準備はまだまだ容易ではない状況で大変助かっております。

北京日本倶楽部・中国日本商会・コミュニティの皆様、ありがとうございました。また、今回のご縁を繋いで下さった原野和芳先生(現さめじま病院院長代行)にも御礼申し上げます。