AMDAフィリピン支部長であるナバロ医師より、活動報告が届きましたので紹介いたします。
【オンライン無料医療相談】
世界で広がりを見せている新型コロナウィルス感染症(COVID19)により、陽性者数も死者数も日々増えており、この中には医療者も含まれます。フィリピンでは、ルソン地域全体で「強化されたコミュニティ隔離措置 (Enhanced Community Quarantine)」が課されています。これは、人の移動を制限するためで、日常生活に必要不可欠な店、医療機関は開いているものの、全家庭で自宅隔離措置を取っています。公衆衛生上の危機に直面する中、AMDAフィリピン支部は、交通機関の影響などで医療へのアクセスが制限されている同胞の声に耳を傾けるため、Global Health Pharmacy Networkとブロークンシャー大学薬学部と協力し、オンライン無料医療相談を行うことを決定しました。
手順は、まず相談者自身にウェブサイトで登録いただき、相談者の基本情報(既往歴、健康状態および懸念すること、もしあれば胸部レントゲン写真、検査結果、処方箋など)を相談チームに共有いただきます。その後、必要に応じて、活動に協力いただいているボランティア医師、ソーシャルワーカー、カウンセラー、看護師に相談者を電話でつないで、医療相談にのります。
現在、この活動は1か月を目途にしています。
【マスクの寄付】
3月15日から18日にかけて、AMDAフィリピン支部は、N95マスク計160枚をフィリピン国内の3つの団体(公立病院Ospital Ng Maynil、Rizal Medical Center、タール火山緊急支援活動の際一緒に活動した現地団体GoShare)に寄贈しました。
“Together as one, We heal as one. (心を一つに、一丸となってこの状況を乗り越えよう)”