特定非営利活動法人AMDA
ボランティアセンター事務局長 竹谷和子
「グローバル社会で活躍する人材となるために」をテーマに2020年2月13日岡山県立岡山操山中学校1年生120人に英語科社会人講師授業としてAMDAから竹谷が行いました。
県立岡山操山中学校では、各教科ごとにそれぞれの分野の専門家を講師として特別授業を行い、日頃の授業では学ぶことのできないことに着目したり、専門家の講義を通して自己の生き方をみつめる学習の一環として今回の授業の運びになりました。
授業の内容として世界の現状に触れ、AMDAの活動を紹介しました。特にAMDAのコンセプト、人道支援で大切にしていること、AMDAが考えている平和について伝え、生徒さんたちにも平和について自分が思っていることを発表していただきました。そしてAMDA中学高校生会の紹介もしAMDAの活動の一つAMDAスリランカ平和構築について説明しました。この活動に2015年からAMDA中学高校生会が参加していることなど話しました。
中学生がこれから世界のことに目を向け、様々なコミュニティの枠を超え世界的な規模で動いていく社会に今後立ち向かうために先ずは、世界で通用する人材になろう、そして身近なことからできることとして、「あいさつ」「名前で呼ぶ」「ありがとう」を伝え合うことで関心を相手に示すことの重要性をお話しました。
聞いていただいた岡山操山中学1年生からの感想一部を紹介します。
・今日の授業を受けて私が一番心に残った言葉は「助けてあげるのではなく、助け合う」です。この言葉を聞いたとき私はなるほどなあと思いました。「助けてあげる」というのはなんだか上下関係があるような感じがしますが「助け合う」というと助ける側と助けられる側も平等な関係にあるように思えます。これは私たちが目標とする人物像「グローバルリーダー」に欠かせないことだと思いました。
・支援される側にもプライドがある、助け合うという相互扶助が大切なのだという話が特に印象に残りました。自分も将来AMDAのような機関に入って世界の人々を助けたいと考えているので実際に話を聞くという貴重な体験になりました。
・世界に食料不足や貧困で苦しむ人々が多くいることは知っていました。しかしその問題一つとっても細かく理解し何が最も必要か分かっていないと本当の現地の方の手助けにはならないのだと気づくことができました。グローバル社会とよく耳にするが実際に自分は何ができるのか。今回の講演の最後におっしゃられていたように、先ずは一生懸命学び、世の中の様々な出来事に関心を持つことを心掛けていきたいと思います。AMDAの成功の方程式のようにチャンスがあるなら逃がさず、確実につかんで大きな成果が得られるよう挑戦し続けていきたいです。