AMDA速報5 フィリピン・タール火山噴火被災者緊急支援活動 – AMDA(アムダ)
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報5 フィリピン・タール火山噴火被災者緊急支援活動

支援物資を渡すAMDA調整員

1月19日、AMDAはフィリピン支部、AMSA(アジア医学生連絡協議会)、現地協力団体、企業と約300人からなる合同チームを結成し、バタンガス州(Batangas)サントトマス市(Santo Tomas)にある避難所、サントトマス・ノースセントラルスクールにて医療、物資両面からの支援を行った。学校は災害により休校中で、避難指示地域から避難した358世帯1,278人(1月18日時点)が暮らしている。

医療支援では、合同医療チームが192人を診察。特に、火山灰による影響から呼吸器疾患が大変目立った。加えて、発熱の他、暑さによる脱水が原因と思われる尿路感染症も多くみられた。物資支援では、避難所内外の被災者1000世帯に、お米の保存、洗濯などに使用できるバケツを手渡した。現地協力団体から提供のあった、おむつ、石鹸、マスクなどの生活支援物資も一緒に配布し、早速、受け取った支援物資をバケツに入れる人もいた。物資を受け取った避難者は、「バケツは生活に役立つ。ありがとう。」と話した。ほかにも、「火山灰の影響で魚や田畑も影響があるだろう。タール火山周辺では魚が有名だが、火山の影響で魚は今のところ食べれないらしい。」「毎日、家の掃除や用事などで、家に帰っている。」という被災状況を話す人もいた。活動中、サントトマス市副市長も現場を訪れ、支援に対する感謝の言葉をいただいた。












20日付のフィリピン国家災害リスク削減管理員会(NDRRMC)の発表によると、タール火山のあるバタンガス州と近隣のカヴィテ州、ラグナ州(Laguna)及びケソン州では、合計50,599世帯(203,763人)が被災。26,767世帯(104,377人)が408ヵ所の避難所に避難している。


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【AMDA派遣者】 
神倉 裕太郎 (かみくら ゆうたろう)調整員 / AMDA本部職員 / 27歳 / 岡山市在住


【街頭募金のお知らせ】
1月21日(火)午後4時から5時まで 岡山駅地下からイオンモール岡山への地下連絡通路(イオンモール岡山入口付近)にて街頭募金を行います。


【皆様からの募金を受け付けております】
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